不動産鑑定士試験
試験の概要
不動産鑑定士になるためには、不動産鑑定士試験に突破しなければなりません。国土交通省土地鑑定委員会が実施するこの試験は非常に難易度が高く、合格するには相当の準備が必要となります。
平成18年度から新制度が導入され、一回の試験で選抜されるようになりました。不動産鑑定士の試験は短答式試験と論文式試験で構成されています。
短答式試験は5月中旬の日曜日に北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県で開催されます。論文式試験は8月の第1日曜日を含む土・日・月曜日の連続する3日間に東京都、大阪府、福岡県で実施されます。申込期間は、試験日より60日以上前の2週間前後です。くれぐれも提出を忘れないようにしましょう。
本試験は、短答式試験に合格した人だけが、論文式試験を受験できる2段階選抜の形式になっています。受験資格は特に設けられていませんので、誰でも受験することができます。
不動産鑑定士試験の合格基準
不動産鑑定士試験では、短答式試験、論文試験共に土地鑑定委員会が定めた得点をクリアできれば、合格となります。目安としては短答式試験が全体の約7割が基準といわれています。一方で、論文式試験の目安は約6割となっています。ただし、総合点だけでなく、各科目の得点も一定基準を超えていなければ、合格とはならないので、注意しておきましょう。
不動産鑑定士試験の難易度と合格率
不動産鑑定士の試験は年々難化傾向にあります。2001年度には14.9%だった合格率も2005年度には、7.4%にまで減少しました。また新制度が導入された2006年度は最終合格率がわずか2%にしか満たなかったようです。短答式試験では4人のうち3人が不合格となり、論文式試験では10人のうち9人が落とされたため、このような結果になりました。共に、三大国家試験といわれている司法試験や公認会計士の試験が、新制度によって合格率を伸ばしたのとは対照的に、合格者が年々減っているのが現状です。つまり、試験の内容そのものが難しくなり、合格ラインの点数を取得できる受験者の数が少なくなっているということです。したがって、短期間の詰め込み式の勉強法では到底太刀打ちできません。受験者にとっては厳しい状況かもしれませんが、日頃からいかにしっかりと勉強しているかが合否を分ける鍵となるようです。
